古民家は買うな!?リノベーションで後悔する5つの理由と対策

「近代建築にはない味がある」などの理由から、若い年代の人たちを中心として人気が高まりつつあるのが古民家です。

古民家の多くは郊外にあるため、豊かな自然を楽しめるほか、都心部よりも安く物件が入るというメリットがあります。

しかしその反面、リノベーションに取り掛かる段階で問題が持ち挙がってくることも珍しくありません。

それでは早速、古民家のリノベーションで後悔する理由5選と、リノベーションで後悔しないための対策3選について紹介していきましょう。

古民家のリノベーションで後悔!「5つの理由」とは

 

古民家のリノベーションでは、いざ取り掛かってからあらゆる問題が出てくることがあり、それらの問題が後悔につながる原因になることがあります。

リノベーションで予算オーバー

古民家のリノベーションでよく聞かれるのは、「思っていたより費用がかかった」ということです。

 

多くの古民家は建物面積が広いため、リノベーションしなければならない場所が思いのほか多く、大幅に予算オーバーしてしまうことも珍しくありません。

 

なお、古民家のリノベーション費用については、何カ所に手を加えるのかによって差が生じますが、多い場合では数千万円の費用がかかることもあるといわれています。

思いのほか老朽化が進んでいた

古民家のリノベーションでは、天井裏や床下など、細かい部分についての整備も必要になります。

また、水道管などのインフラについてもしっかりと整備しておかなくてはなりません。

その際、建物やインフラ設備の老朽化が進んでいると、費用の問題だけでなく、リノベーションが完了するまでに莫大な時間を費やさなければならなくなります。

つまり、実際に居住するまでの期間がどんどん延びてしまう可能性があるということなのです。

 

古民家を購入するのであれば、建物やインフラの状態を細かくチェックしてから検討に入りましょう。

広すぎ!子供は天国、私は地獄

「子供が伸び伸びできるよう、自然環境豊かな古民家を選んだ」という話を見聞きしたことがないでしょうか。

確かに、古民家は都市部から離れた場所にあることが多く、自然豊かで子育てするには理想的な環境だといえるかもしれません。

しかし、敷地面積が広いということは、日々の庭の整備や室内の掃除に多くの時間を費やさなくはならないということです。

広い庭や広い室内は、子供にとっては天国のような空間かもしれませんが、日々のお手入れを行う親にとっては、地獄のような空間だと感じてしまう可能性があります。

古民家をリノベーションするなら、日々のお手入れのしやすさに対する配慮も必要になるでしょう。

たとえば、コンセントの数を増やして、どこの部屋にいても掃除機をかけやすくするなどがその一例として挙げられます。

リノベーション業者選びで失敗。イメージ違いの仕上がりに

リノベーションとは、現在ある建物を修繕し、より建物の価値を高めるために行うものです。つまり、古民家ならではの梁や柱などは残しつつ、住みやすい形にするということです。

ところが、仕上がりイメージを業者と共有しておかないと、リノベーションのし過ぎなどによるイメージ違いの仕上がりになることもあるのです。

 

しかし、これでは古民家を手に入れた意味がなくなってしまいますよね。

このような状況もまた、古民家のリノベーションで後悔する原因になるでしょう。

近所付き合いの複雑さで疲弊

古民家があるエリアによっては、その土地の風習が深く根付いていることがあり、それが近所づきあいにも反映されていることが珍しくありません。

特に都市部での生活が長い方の場合では、慣れない風習による人付き合いで疲弊しないとも限りませんので、この点については事前調査が必須でしょう。

それでも古民家に住みたい!リノベーションで後悔しないための対策3選

古民家はそのままの状態ですぐに居住できることはほぼなく、老朽化している部分のリノベーションやインフラ整備を完了させてからでないと、居住は難しいでしょう。

とはいえ、古民家には現代建築にはない面白い仕掛けがあったり、敷地や建物面積が広く伸び伸びと生活できたりと、見逃せないメリットもあります。

 

また、自然豊かな環境で暮らせるというのも、古民家ならではのメリットだといえるでしょう。

つまり、リノベーションさえうまく運べば、快適な古民家暮らしを実現できるということです。

 

それでは、古民家のリノベーションで後悔しないための対策3選を紹介します。

購入可の古民家かどうかを見極める

古民家を内見する際には、建物の見た目だけでなく、どの程度老朽化が進んでいるのか、インフラの状況はどうなっているのか、白アリ被害の有無はどうかなど、細かい部分もしっかりとチェックしてください。

さらに細かい話をするのなら、コンセントの数や位置も生活する上で重要なポイントになりますので、あわせてチェックしておくことをおすすめします。

 

また、建物によっては再建築不可となっていたり、自治体からリノベーション許可が下りていなかったりすることがありますので、これらの点も忘れずにチェックしておいてください。

そのエリアの風習や人間関係を事前調査しておく

地方への移住をお考えなら、実際に古民家を購入する前に、その土地の風習や人間関係について調査しておきましょう。

たとえば、エリアによっては無許可で他人の家の敷地内に立ち入ることが当たり前になっており、その生活スタイルがストレスで移住を断念したというケースが実際にあります。

地方で古民家暮らしをしたいなら、そのエリアの風習を受け入れる覚悟が必要だということを知っておきましょう。

 

また、子供がいる場合では、自宅から学校までの距離や通学ルートなどについても調べておき、子供が安心・安全に通学するための準備を整えておくことも大切です

リノベーションの実績がある業者に任せる

古民家のリノベーションは、リノベーション実績がある業者に依頼しましょう。

それは、リノベーションにおいては高い知識力や技術力、デザイン力が求められるからです。

 

また、古い梁や柱などの有効活用や再利用の問題もあり、リノベーションの実績がない、あるいは少ない業者に依頼をしてしまうと、リノベーションに取り掛かれない、進まないといったトラブルに見舞われる可能性も広がります。

そうならないためには、リノベーションの実績がある業者への依頼が必要不可欠なのです。

 

補助金・減税制度を上手に活用しよう

古民家をリノベーションする際には、国や各自治体からの補助金制度を利用できる場合があります。

たとえば、耐震補強や省エネ対策、バリアフリー設備の導入などが補助金の対象となっていますので、ぜひ、これらを上手に活用してみてください。

 

また、これらのリノベーションを行うことで、固定資産税減税の対象になります。

ほかにも、投資型減税、ローン型減税、住宅ローン減税など、一定の条件を満たすことで対象となる減税制度もあります。

 

補助金や減税制度を利用すれば、リノベーション費用がかなり浮きますので、どの種類の制度が適用されるかについて、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

 

【2023】リフォーム関連の補助金を徹底解説!申請方法や注意点も

 

補助金や減税制度については、リノベーション業者から説明を受けることができます。

まとめ

今回は、古民家のリノベーションで後悔する5つの理由と、リノベーションで後悔しないための3つの対策を紹介してきました。

古民家は、購入してすぐに居住できるというものではなく、老朽化している部分をしっかりとリノベーションしてから住める形に整えていく必要があります。

 

しかし、リノベーションの実績がない、もしくは少ない業者に依頼してしまうと、リノベーションが思うように進まず、不安だけが膨らんでしまうリスクがあるのです。

そうならないためには、リノベーションの実績がある業者に依頼することが何よりも大切です。

 

実績がある業者なら、補助金や減税制度についての相談も行えますので、ぜひ参考にしていただき、快適な古民家暮らしを目指してください。

古民家のリノベーションに関するお問い合わせは、ロッカク工務店にご相談ください。

 

 

 

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